LOST FILES

画像果たして期待されているものなのかどうなのか分からないが、遅れに遅れつつ、オリジナルCDの制作を進めている。タイトルや期日はまだ公に出来る段階ではないが、桃の木の精の悲恋に題を取った、古風で少し哀しい物語を軸に、音楽と歌と語りをひとつの流れにした、ドラマチックな構成になる予定。
久しぶりに自分で自由にコンセプトを取る楽曲ということもあり、欲張って、僕らしい民族調の楽器も、オーケストラっぽいアレンジも、いろいろと混ぜた、贅沢な構成にするつもり。内容は、タイトルとなる50分1曲のみ。いつもながら無茶な冒険ではあるが、自分にとっても新鮮で、創作として未知の地平に足を踏み入れたいという試み。旧作の「Secret of Mana」を愛聴していただいている向きには、喜んでもらえるのではないかと思う。
さて、それに先立って、二十代半ばから、あれこれ作ってはいたものの、発表の場が無かった曲群や、それに準ずる断片のうち、愛着のあるものを取りまとめて、CDとして出す準備も進めている。コンピューターを介した仕事の常で、今や遺物と化したDATテープから、デジタルデータのままPCに取り込む作業がなかなか上手くいかず、やたらと時間を喰ってしまったが、やっとそれも終わり、どれを選ぼうかと試案の段階。各々のデータにマスタリングを施し、若い頃の思い出方々エピソードを綴ったライナーを書き、完成の暁には、そのCDを「LOST FILES」と名付けようと思っている。来年の早い時期には、なんらかの形でリリースできると思うので、こちらも乞うご期待。
写真は、当時使っていたシンセサイザー、YAMAHA SY-77。PCM音源と、FM音源を併用し、操作性の高いシーケンサーを搭載した、実用的な16マルチティンバーの名機。今回のCDに収録する曲でも、その魅力的な音色は大活躍で、小さな液晶モニターを睨みながらパラメータを弄って、あれこれ音作りに手間暇かけた日々が懐かしい。実は、その頃に曲のデータを保存していたフロッピーディスクを、道玄坂のYAMAHAスタジオまで出向いて、現役で稼動中のSY-77に入れてみたところ、なんとこれが読み込めることが分かり、15年も前に毎日毎日作っていた何十曲にも及ぶイメージの断片に、今の僕が手を加えることが出来、望めばその続きをも作ることが出来る不思議。それを活かすべく、中古のSY-77を再購入してしまった。はてさてこれをいったいどうしたものかと、悩みつつ楽しんでいる。

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